2023/09/20 11:49

JYUMONの名前の由来

JYUMON。それは急須の祖と呼ばれる「杉江寿門」に由来する。

杉江寿門は、明治11年に来日した中国(清)の金士恒に宜興窯の技法をまなび、朱泥急須を完成させた人物だ。


寿門の作は精緻で品格が有り、中国のパンパン製法とお茶の心・お手前を広めたことで寿門は今日の常滑焼においても彼の影響は大きい。


高山陶園はこの杉江寿門の系譜を継いでおり、現社長が7代目にあたる。

その時代における革新的な取り組みを欠かさなかった寿門とその系譜に名を連ねる先祖の意志を受け継ぎ、「伝統と革新」をブランドのテーマに据える。JYUMONは常に挑戦し続け、世間へ新たな問題提起と提案を両立させたブランド。



JYUMONを体験してほしい層

ー急須を普段使わない人にこそ、手にとってほしいー

社長はインタビューでそう答えた。

多くの人はお茶といえばペットボトルを選ぶ時代だ。

急須でお茶を入れる行為に良さがあり、急須を使うとその時間はお茶の世界に没頭することができる。

急須を通して人生の豊かな時間を手に入れることができるための道具ともいえる。


いつも急須でお茶を飲む必要はなく、気持ちがソワソワして落ち着かないとき、いつもの自分自身を取り戻すためにこそ、急須はその役目を果たすことができる。

普段から忙しない時間を過ごしている方に向けて、自分へのちょっとしたご褒美として、素敵な時間が体験できたら作陶者としてこの上ない喜びだ。